大谷翔平の高い運動能力に米名物記者も唖然「比較できる人物は野球界にはいない」
「そのアスリート性は唯一無二」
ディポリート氏が名前を挙げたのは、バスケットボール界の「キング」ことレブロン・ジェームスだった。身長203センチ、体重113.5キロという体格で、33歳を迎えてもなお、超人的なパワーとスピード、ジャンプ力を兼ね揃えるスーパースターはNBA優勝3度、MVP4度に輝いている。
そして、ジェームスは今オフ奇しくも大谷と同じロサンゼルスを本拠地とするレイカーズにフリーエージェントで移籍してきた。
「ジェームスも圧倒的な才能に恵まれたアスリートだ。彼もコート上で様々なことを、他の誰よりも凌ぐクオリティでこなしている。パス、リバウンド、ドリブル、シュートという役割を、バスケットボール選手は誰もがコート上で表現する。野球におけるピッチングとバッティングほど劇的に異なる動作ではないが。一方、オオタニは投手、打者だけではなく、代打や代走でも高いパフォーマンスを発揮している。足も驚くほど速い。そのアスリート性は唯一無二としか言いようがない」
バスケット界でジェームスが示す圧倒的な万能性と、投打の線引きが明確な野球界で大谷が示す多様性は異なるが、両者を比較した場合、野球の方が困難ではないか、というのがディポリート氏の見解だ。
「すべてにおいて水準が高いんだよ、オオタニは」
世界の誰もが知るほどカリスマアスリート、ジェームスと比較されるほどの大谷。ルーキーイヤーながら、その評価は米国内で高まる一方だ。
(Full-Count編集部)