元巨人の村田修一が栃木県内で会見「NPB復帰を目指してきたが…」
今季は栃木でプレーを続ける「球団、BCリーグに貢献したい」
元巨人で、ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスの村田修一内野手が1日、栃木県内で会見を開いた。NPBの支配下登録が7月31日に終了。今季中のNPB復帰への道が閉ざされた村田はこの日「昨年の10月13日に自由契約となり、今シーズンはゴールデンブレーブスでプレーし、NPB復帰を目指し頑張ってきたが、昨日選手登録期間を過ぎても誘いがなく、このような会見させていただくことになった。全力でやってきた。NPBに帰ることを考えてやってきました。9月9日まで公式戦が続きますが、選手として球団、BCリーグに貢献したいと思っている」と語った。今季は最後まで栃木でのプレーを続ける。
東福岡高校、日本大学を経て、2002年の自由獲得枠で横浜(現DeNA)に入団した村田。1年目から104試合に出場して25本塁打を放つと、4年目の2006年には34本塁打を放ち、初の30発超え。2007年は36本塁打、2008年には46本塁打で2年連続本塁打王にも輝いた。
2012年にFA権を行使して移籍した巨人では、第76代4番打者を務めた。2017年オフ、球団の若返り方針により、事実上の戦力構想外となり退団。他球団でのプレーを希望していたものの、獲得に名乗りを上げるNPB球団はなかった。BCリーグの栃木に入団してプレーを続け、支配下登録期限の7月31日までNPB球団からのオファーを待ったものの、最後まで声はかからなかった。
NPB通算では1953試合に出場し、6925打数1865安打360本塁打1123打点、打率.269。ベストナイン4回(2008、2012、2013、2016年)、ゴールデングラブ賞3回(2013、2014、2016年)などに輝いた。通算2000安打まで残り135安打としていた。