「世界の終わりのよう」!? 剛腕守護神の“大暴投”に「怯える」打者が話題に
ロドニーが捕手の遥か上を通過する暴投、その時バッターは…
ツインズのフェルナンド・ロドニー投手が1日(日本時間2日)の本拠地インディアンス戦で見せた“大暴投”が話題となっている。41歳の大ベテランは剛速球を投げ込む一方で、コントロールに難があることでも有名。そのため、打席に立っていた相手打者は暴投に怯えきっており、動画を公開したMLB公式サイトも「世界の終わりを目撃したかのようだった」とその様子を伝えている。
0-1とツインズの1点ビハインドで迎えた9回だった。逆転を狙うツインズは、守護神のロドニーを投入。しかし、ヒットと味方エラーでピンチを背負うと、ゴームスに適時打を浴びてしまう。なおも無死一、二塁のピンチでメルキー・カブレラを打席に迎えた。
その初球、ロドニーは投球モーションに入ってからバランスを崩し、投げたボールは捕手ガーバーの遥か上を通過。大暴投となったが、その時のカブレラの様子にMLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が注目していた。
「フェルナンド・ロドニーがまた暴投し、メルキー・カブレラは怯えた」とのタイトルで記事を掲載。まずは「通算322セーブを挙げている41歳のフェルナンド・ロドニーはただ抑え投手なだけではない。彼はダンサーである。彼はパフォーマーである。彼は熱心な弓兵である」と、セーブを挙げた後のロドニーのパフォーマンスなどについて言及した上で、この1球について以下のように伝えた。
「数日前のインディアンス戦で、彼はフランシスコ・リンドーアの“ほんの少しだけ”外角に66マイル(約106キロ)の“球”を投げた。そして、水曜日に0-2で敗戦したインディアンス戦で、ロドニーはほぼ同じことをした。今回は球がもっと遅く、もっと外角に投げられ、メルキー・カブレラは怯えた」
さらに、「メルキーは世界の終わりを目撃したかのようだった」として、「たぶんこれもただロドニーのプランの一部なのだろうか?」とベテランの“投球術“の1つだったのではないかと推測している。
実際に、ロドニーはカブレラを二ゴロに仕留めると、ゴンザレスは遊ゴロ、リンドーアは敬遠四球の後、デービスを空振り三振に斬って取り、追加点は許さなかった。ただ、ツインズは0-2で敗戦。ロドニーの“投球術”は勝利にはつながらなかった。