阪神「死のロード」は昔話に!? 京セラドームの主催試合で好成績残す

空調完備で甲子園より試合環境がいい京セラドーム

 しかし、近年は事情が大きく異なっている。ここ5年間の期間中の成績。

2013年6勝6敗(H4勝2敗 R2勝4敗)
2014年8勝4敗(H3勝0敗 R5勝4敗)
2015年9勝6敗(H3勝0敗 R6勝6敗)
2016年9勝5敗(H3勝2敗 R6勝3敗)
2017年5勝10敗(H1勝2敗 R4勝8敗)
5年計37勝31敗(H14勝6敗 R23勝25敗)
勝率.544

 ここ5年、阪神は2017年を除いて5割以上の成績を残している。中でもホームゲームは7割という高い勝率。

 現在ではこの期間の阪神の本拠地は京セラドームだ。甲子園と比べても距離的なハンデはない。しかも空調設備が整ったドーム球場であり、この時期に試合をする環境としては甲子園よりも恵まれている。

 そういうこともあって、阪神は甲子園を明け渡す期間、勝ち越すことが多くなっていると考えられる。

 京セラドームを使うようになってから、阪神タイガースの「死のロード」は、今は昔の話になろうとしているのだ。

 今季は京セラドームで5試合が予定されている。このところ負けが込んでいる阪神だが、息を吹き返すことができるだろうか?

(広尾晃 / Koh Hiroo)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY