西武移籍の小川は中継ぎ陣の救世主に期待 セ左腕“先輩”榎田は復活果たす

セで出場機会に恵まれない左腕という点は榎田と共通

 西武は今季の開幕直前、阪神でなかなか出場機会を得られていなかった榎田投手をトレードで獲得。経験豊富な左腕は久々に先発としての登板機会を獲得すると、ここまで14試合の登板で7勝2敗、防御率3.21と期待以上の活躍を披露し、見事に再生を果たしている。

 小川と榎田は同じセ・リーグで中継ぎとして活躍した左腕であり、実績がありながら満足な登板機会が得られなかったところも含めて共通点が少なくはない。直近の「成功例」と同様に、小川投手も環境の変化を触媒として再生を狙っていきたいところだろう。

 まだ26歳。プロ野球選手としてのキャリアは、まだまだこれからという年齢だ。2013年にはフィリピン代表としてWBC予選で先発マウンドを踏んだ経歴も持つハーフ左腕は、培ってきた経験を所沢の地で生かし、疲弊が隠せない西武のブルペンにとって救世主的な存在となることができるだろうか。

【動画】ファームで移籍後初登板を果たした西武小川

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