大谷、飛距離122Mの“本塁打級“二塁打 米専門家は呆れ笑い「このパワー…」
初回に左中間フェンス最上部直撃の二塁打「左翼のこんな遠くまで大飛球です」
エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地インディアンス戦に3試合連続で「3番・DH」で先発出場し、4打数2安打1打点1死球の働きを見せた。初回には飛距離401フィート(約122メートル)というホームラン級の左中間フェンス直撃二塁打を放ったが、メジャー通算132勝の球団OBも「またしてもこのパワー!」と笑うしかない様子。逆方向にボールを飛ばすパワーに脱帽していた。
敵地プログレッシブ・フィールドで大谷がこの日もパワーを見せつけた。初回、2死走者なしで迎えた初打席。大谷はカウント2-2から右腕ビーバーの81マイル(約130キロ)のカーブを捉えると、打球は急激に伸びた。そのまま左中間フェンス最上部に直撃。あと数メートルでホームランという大飛球で今季14本目の二塁打を記録した。
エンゼルスの球団広報によると、飛距離は401フィート(約122.2メートル)。投手有利とされるプログレッシブ・フィールドの高いフェンスに阻まれたが、他の球場ならばホームランになっていてもおかしくない圧巻の打球だった。
「しっかりためましたね。またしてもこのパワーで逆方向に飛ばしましたよ。左翼のこんな遠くまで大飛球です」
地元テレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」で解説を務めるエンゼルス元投手のマーク・グビザ氏は笑い声をこぼしながら、大谷の一撃を称賛。逆方向にもう少しで今季12号ソロという大飛球を飛ばした大谷の規格外のパワーに、もはや笑うしかない様子だった。
そして、好球を待った大谷のアプローチも高く評価。「彼はすでに変化球を何球か見ていました、カーブにスライダー。そして、フェンス直撃ですよ」とうなるように語った。
大谷は5回にはタイムリーを放ち、7回には剛腕ミラーからメジャー初死球を受けて3度出塁したものの、チームは3-4で惜しくも敗れ2連敗。しかし、第1打席の3球目でビーバーのカーブを攻略した大谷の打撃をOBも高く評価していた。
(Full-Count編集部)