龍谷大平安、劇的サヨナラで史上2校目の甲子園通算100勝! 原田監督は涙
9回に安井がサヨナラ打、中京大中京に続く甲子園100勝
第100回全国高等学校野球選手権記念大会第7日、第1試合は龍谷大平安(京都)が鳥取城北(鳥取)を3-2のサヨナラで下し、史上2校目の甲子園春夏通算100勝目を挙げた。
龍谷大平安は初回、先頭・水谷がヒットで出塁し、2番・安井が送ると、3番・松本がライトへ先制の適時三塁打。幸先よく先制した。さらに、4回には2死から佐野が二塁内野安打。相手の暴投で二塁に進むと、小寺がセンターへタイムリーを放ち、貴重な追加点を奪った。
先発のエース右腕・小寺は初回先頭の吉田にレフト前ヒットを許すも、続く河野は空振り三振。吉田は盗塁失敗で三振ゲッツーとなり、結果的に3人で攻撃を終わらせた。その後は5回2死まで走者を許さず、初回の河野の空振り三振から13打者連続凡退とした。
5回は2死から忍海部に四球を与えるも、ここも盗塁失敗。6回は2安打を許したが無失点。7回もヒットを浴びなら無失点に抑えたが、8回は先頭・垣内に中前打を許し、1死二塁から山下にタイムリーを浴びる。さらに、吉田にはレフトオーバーのタイムリースリーベースを打たれ、同点に追いつかれた。
続く河野に四球を与えて1死一、三塁とピンチが続いたが、ここでマウンドに上がった北村智が見事な火消しで勝ち越しは許さない。
すると、同点で迎えた9回、2死から水谷が四球で出塁し、二盗、三盗に成功して2死三塁に。ここで安井がレフト前にサヨナラ打を放ち、劇的勝利で記念すべき1勝を挙げた。甲子園100勝は中京大中京に続いて史上2校目。試合後には原田監督が涙を流す劇的勝利だった。
(Full-Count編集部)