MLB今季ベスト遠征仮装テーマを公式選出 1位にダル、2位に平野の姿も…
メジャーで流行、テーマに沿った服装で遠征地へ移動
近年メジャーで流行しているのが、遠征地への行き帰りにチーム全体が、あるテーマに沿った仮装をすることだ。遠征に出掛ける際、基本はスーツ着用のドレスコードが適用されるが、移動時間が長時間にわたる場合はジーンズにシャツなどカジュアルな服装が許可される。そこに、最近では遊び心が加わり、お気に入りのプロスポーツチームのジャージーを着たり、70年代ディスコ風の衣装を着たり、「テーマ」を設けて、個々のファッションセンスを披露するチームが増えてきた。
そこでMLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」では、今季各球団が採用した遠征仮装テーマに注目。「プロのアスリートでいるのは、ファッションセンスも必要だ」と熟考の末、ここまでに実施された遠征仮装テーマのベスト5を選出した。
5位に選ばれたのは、6月24日にダイヤモンドバックスが行った「マイアミ・バイス」だ。1980年代に人気を博した米刑事ドラマ「特捜刑事マイアミ・バイス」では、主人公の刑事2人組がヴェルサーチやアルマーニといった高級ブランドの白いスーツに身を包んでいたことから、この日はDバックスの選手全員が白い洋服を着て、遠征地まで出掛けた。
4位には、パイレーツが8月9日に行った「NBA選手」のテーマがランクイン。単にオシャレとしてNBAジャージーを羽織るだけではなく、頭の先からつま先までバスケットボール選手になりきるというこの企画。集合写真は一見するとMLBチームではないようだ。
3位には6月17日に行われたブルワーズの「ボブ・ユッカー氏」のテーマが選ばれた。ブルワーズの実況アナを務めるユッカー氏は元メジャー捕手だが、1987年にはハルク・ホーガンVSアンドレ・ザ・ジャイアントの伝説の一戦でリングアナを務めた異色の経歴を持つ人気者だ。84歳を迎えても現役のユッカー氏に敬意を表したテーマとなった。
2位には、ダイヤモンドバックスの「サタデー・ナイト・ライブ出演キャラ」テーマが選ばれた。人気長寿コメディー番組「サタデー・ナイト・ライブ」には、数々の伝説のキャラが登場。選手はお気に入りのキャラを選んで仮装したわけだが、今季からDバックスに加入した平野佳寿投手は、コメディー俳優ジョン・ベルーシが演じた人気キャラ「サムライ」に扮し、大好評を得ていた。
そして、堂々の1位に輝いたのは、先日8月6日にカブスが行った「ペドロ・ストロップ」のテーマだった。今季途中から守護神となったストロップは、ゴールドチェーンを何重にも首からぶら下げるなどド派手なファッションで知られる投手。ヒップホップ風、あるいはギャングスタ風のファッションをチーム全員が身にまとったわけだが、この時ファンから大好評だったのはダルビッシュ有投手のファッションだった。
シーズン終了まで2か月を切ったが、これからもまだまだ面白いテーマが登場することになりそうだ。
(Full-Count編集部)