マドン監督とAロッドが“和解” ダル巡る発言で舌戦も「有意義な話し合い」
DL入りで戦列を長く離れる日本人右腕に“苦言”のAロッド
通算696号を誇るAロッドことアレックス・ロドリゲス氏が、故障者リスト(DL)入りしているカブスのダルビッシュ有投手に苦言を呈したことでひと悶着あったことは記憶に新しいだろう。Aロッドの発言を巡り、カブスのジョー・マドン監督やクリス・ブライアント、ウィルソン・コントレラスら同僚が一斉にダルビッシュを擁護。メディアを通じた“舌戦”が展開された。
だが、その騒動にも終止符が打たれたようだ。マドン監督は12日(日本時間13日)に本拠地で行われたナショナルズ戦の前にAロッドと話し合いを持ち、お互いの率直な意見を交換し、理解を深めたという。地元ラジオ局「670スコア」公式サイトが伝えている。
この日の試合は、米スポーツ専門局「ESPN」による全米中継が行われた。専属解説者としてリグリーフィールドを訪れたAロッドは、マドン監督と対面。その時の様子について、指揮官は「私の役目はチームを守ることだ。それは“親”の務めを果たすことと何ら変わりはない。とても素直に、そして率直に、私の思いを伝えた。彼と私は有意義な話し合いをすることができた」と明かしたという。
Aロッドも「手短ではあるがポジティブな話ができた」と手応えを話したいうが、一方でダルビッシュに対する発言を撤回したいかと問われると「ノー」と断言。「私の仕事は公平かつ客観的なコメントをしていくこと。私は25年を超えるメジャー経験がある。常に物事に対して同じ考えを持つ必要はない」と、自身の主張は曲げない姿勢であることを明かしたという。
互いの立場を踏まえた上での言い分を理解し合ったという2人。場外舌戦にはひとまず幕を下ろしたようだ。
(Full-Count編集部)