木更津総合、日大三と関東勢が3回戦へ 創志学園の2年生右腕・西は無念の敗退
日大三は救援左腕の河村が安定感を見せる
〇日大三(西東京)8-4奈良大付(奈良)
日大三は救援左腕・河村がこの日も存在感を見せた。西東京大会でも登板した5投手の中で最長の26回1/3を投げ、甲子園での2試合でも、先発投手より長いイニングを投げている。河村が控えているからこそ、先発投手が序盤から飛ばしていけるし、打線も早い回から点を取って優位な状況を作れる。
ただ、気がかりなのが、河村が1回戦の折尾愛真戦、この試合と、走者を置いて一発を許していること。いずれも大きなリードを奪っている状況だったが、接戦での一発は致命傷になりかねない。自慢の打撃も力を発揮しているだけに、今後は投手を含め守備面をどれだけ引き締めていけるか。
〇龍谷大平安(京都)14-1八戸学院光星(青森)
龍谷大平安は、17安打を放った打線もさることながら、この試合で5つの犠打を決めた。安打数と点数にそれほど差がないのは、得点圏に走者を進めては適時打が出るといういいサイクルを作ったから。この手堅さは、日大三との対戦でも生きてきそうだ。
そして17安打中、14本が単打(二塁打3本)。1回戦の鳥取城北(鳥取)戦も7安打中6安打が単打(三塁打1本)。計24安打中20安打がシングルヒットと、つなぐ攻撃が身上であることを、甲子園での2試合で見せた。日大三は本塁打を打つ長打力が看板。同じ強打といってもかなり違う色彩の対決になりそうだ。
(Full-Count編集部)