元エンゼルス右腕のトラウト義弟が24歳で急逝 9日前に引退したばかり
15年ドラフト19巡目でエ軍入団のアーロン・コックス
エンゼルスの人気スター、マイク・トラウト選手の義弟で、元エンゼルスのアーロン・コックス投手が15日(日本時間16日)朝に急逝したと球団が発表した。コックスは、トラウトの妻ジェシカさんの弟にあたる。死因は明かされていない。
トラウトと同郷のコックスは義兄と同じニュージャージー州ミルビル高校出身。2015年ドラフト19巡目でエンゼルス入りし、有望株として期待された。ルーキーリーグと1Aで3シーズンを過ごし、通算68試合で7勝3敗、防御率3.64の成績だった。
地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」によると、2017年のスプリングトレーニングで目に打球が直撃し、眼窩底骨折の大怪我を負った右腕は、同年7月下旬にMLB薬物規定に違反し、50試合の出場停止処分を受けていたという。今季は戦列に戻り、傘下1Aで11試合に投げたが、5月29日から試合出場はなく、8月6日に自主引退の扱いになっていた。
エンゼルスは「2015年以来エンゼルスの一員だったアーロン・コックス投手の訃報に際し、深い悲しみを覚えます」と声明を発表。現在、右手首の怪我で故障者リスト(DL)入りしているトラウトは、今週頭に家庭の事情によりチームを離れ、故郷ニュージャージーへ戻っていたが、「今朝我が家族は素晴らしい人物をなくしました。アーロン・コックスは本当に素晴らしい息子、弟、そして義弟でした。家族に対しての深い愛、友人に対する熱心な献身と責任に溢れる人物でした」「我々家族はともに悲しみを分かち合うとともに、短い人生の中でアーロンと共有した思い出、笑い、愛を享受したいと思います。いつまでも、コックス家、トラウト家みんなの心と記憶に生き続けるでしょう」と、ジェシカ夫人と連名でコメントを発表した。
(Full-Count編集部)