剛腕・吉田VS横浜、日大三VS龍谷大平安の名門対決…第13日みどころ

大会13日目の見どころを紹介
大会13日目の見どころを紹介

常葉大菊川、下関国際ら個性派チームもベスト8入りに挑む

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会第13日は、3回戦4試合が行われる。金足農(秋田)の剛腕・吉田が、強豪・横浜(南神奈川)に挑む第2試合は注目の好カード。横浜も含め、木更津総合(東千葉)、日大三(西東京)と首都圏勢が登場する。レジェンド始球式には、報徳学園のエースで4番として1981年の第63回大会で全国制覇、プロ野球近鉄・中日・西武で活躍した金村義明氏が務める。

○近江(滋賀)‐常葉大菊川(静岡)8時

 常葉大菊川は、エース右腕・漢人が2回戦で88球の完封とフレッシュな状態を維持しており、控えの榛村も1回戦で甲子園のマウンドは経験済み。1番・奈良間も攻守に好調だ。対する近江は、タイプの違う4投手を自在に継投できる強みがある。常葉大菊川は「ノーサイン野球」で近江の意表を突き、かき回したい。たたみかける連打で常葉大菊川、長打力では近江にやや分があるか。

○金足農(秋田)-横浜(南神奈川)10時30分

 金足農・吉田と横浜打線の対決に注目が集まる。横浜のエースナンバー左腕・板川は、2回戦の花咲徳栄戦ではわずか1イニングで右の黒須と交代している。2年生左腕の及川が2試合連続で先発のマウンドに上がるか注目が集まる。金足農打線は確実に犠打を決めて走者を進め、得点を重ねるソツのない攻めが身上。エース・吉田は尻上がりに調子を上げるタイプだけに、競り合って試合終盤に持ち込めば金足農に勝機が広がる。

○下関国際(山口)-木更津総合(東千葉)13時

 創志学園の好投手・西を攻略した下関国際はエースで4番の鶴田が投打の軸。2試合で7打数無安打と当たりが出ていないが粘りの投球は健在。木更津総合は、2回戦の興南戦でバックホームによる2度の補殺に象徴されるように、守備力の高さが光る。チームバランスがいい両校だけに接戦が予想される。

○日大三(西東京)-龍谷大平安(京都)15時30分

 日大三と龍谷大平安の東西の名門校対決が実現。龍谷大平安はエース・小寺が2回戦で9回1失点と状態は上向き。打線も本塁打こそないが連打で流れを呼ぶ打線はどこからでも点が狙える。日大三も2試合連続2桁安打をマークするなど打線は強力だ。

(Full-Count編集部)

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