大事故につながりかねない衝突劇にMLB公式「野球はコンタクトスポーツ」
右中間の打球を追った外野手がスピードにのったまま正面衝突
メジャーであわや大惨事になりうる“大激突”が起こった。17日(日本時間18日)に行われたカージナルス-ブルワーズ戦で打球を追った外野手が正面衝突する一幕があった。幸い大事故には至らなかったが、MLB公式ツイッターは「野球はコンタクト・スポーツだ」とコメントを添え、動画を公開している。
初回。カージナルスの先頭カーペンターが放った打球は右中間へ。すると、懸命に打球を追ったブルワーズの右翼テームズと中堅ケインが、スピードにのったまま正面衝突してしまった。両者はあまりの衝撃にグラウンドに倒れこんだが、捕球したテームズはボールを離さず。幸い2人に大きな怪我はなく、そのままプレーを続行した。
この試合を中継した「FOXスポーツ・ウィスコンシン」の実況は「誰もが見たくはない形での激突で、さらにテームズは頭も打っています」と心配そうに語ると、解説を務めたビル・シュローダー氏も「カージナルスのブルペン陣ですら心配そうにしてましたね」と言葉少なだった。
MLB公式ツイッターは、間一髪で大惨事を逃れた“衝撃動画”を公開。ファンから「エリック・テームズに向かって走り込んでいってはいけない」「コミュニケーション不足」「外野手のコミュニケーション不足がなにを生み出すのか、という点がわかるいい例」など、連係不足を指摘する声も上がっていた。