大阪桐蔭が5回で11点リード 金足農・吉田は2被弾、5回12失点で大会初降板
宮崎が3ラン、根尾はバックスクリーンへの2ラン
第100回全国高等学校野球選手権記念大会は21日、決勝が行われ、5回を終えて大阪桐蔭(北大阪)が12-1と金足農(秋田)を大きくリードしている。
1回に2死満塁から暴投と6番・石川の2点適時打で3点を先行した大阪桐蔭の打線が、4回、5回と火を噴いた。先頭の7番・山田が二ゴロ失で出塁し、続く小泉は四球。9番・柿木はスリーバント失敗の三振の後、1番・宮崎が金足農・吉田の内角球を振り抜き、左翼席へ打ち込む3ラン本塁打。吉田にとっては今大会初の被本塁打となり、差は5点と開いた。
淡々と投げ続ける吉田だが、5回、藤原との3回目の対決は、この日の100球目、外角の変化球をうまく拾われて右前打。根尾にはバックスクリーンに今大会3本目の2ラン本塁打を放り込まれ、さらに点差が開いた。大阪桐蔭は攻撃の手を緩めず、さらに1死二塁から小泉、宮崎、藤原と適時打を重ねて2桁得点。中盤に集中打で一気に点差を開く大阪桐蔭のスタイルが全開、この回打者一巡の猛攻で6点を奪い、12-1と大差をつけた。吉田は5回までに12安打2本塁打で12失点。132球を投げて、5回でマウンドを降りた。
(Full-Count編集部)