インディアンス外野手が「ザ・キャッチ」!? 超美技に「メイズそっくり」の声
背走しながら好捕、投手を救う「もの凄いランニングキャッチ」
インディアンスのグレッグ・アレン外野手が、21日(日本時間22日)の敵地レッドソックス戦で伝説のキャッチを彷彿とさせる美技を見せた。センターで大飛球を背走し、最後は背走しながら後ろ向きで捕球。MLB公式ツイッターも動画を公開しており、地元メディアは「ウィリー・メイズそっくりのプレー」と絶賛している。
インディアンスの4点リードで迎えた7回だった。無死二、三塁でレッドソックスのモアランドがセンターへの大飛球を放った。抜ければ確実に2点が入り、2点差になってしまうという場面。しかし、センターのアレンが猛然と打球を追って長い距離を走ると、最後は後ろを向いたままスーパーキャッチ。犠飛で1点は許したものの、ピッチャーを救うビッグプレーだった。
クリーブランドで試合を中継していたテレビ局「FOXスポーツ・オハイオ」の実況は大興奮。「グレッグ・アレンがセンセーショナルなキャッチをしました! レッドソックスが犠牲フライで1点加えました。ですが言わせていただきたいことがあります。グレッグ・アレンがウィリー・メイズそっくりのプレーをしました! 驚異的でした!」とまくしたてた。ウィリー・メイズのようなプレーとはもちろん、「ザ・キャッチ」のこと。伝説の超美技を彷彿とさせるキャッチに、解説者も「彼が打球に追いつくとは思っていませんでした。これはとてつもないプレーです。素晴らしいプレーで1アウト目を取りましたね」と驚きを隠せなかった。
さらに、ボストンのテレビ局「NESN」の実況も「何てプレーでしょうか! アレン! 彼はかなり遠くから走りこんでもの凄いランニングキャッチをしました」と脱帽。メジャー2年目の25歳は5回にも大飛球をフェンスに激突しながらもぎとるファインプレーを見せ、敵地は騒然としていた。
MLB公式ツイッターがこのプレーの動画を公開すると、ファンは「アレンはこのシリーズのこれまででベストプレーヤーかもしれないね。信じられない若き才能だ」「彼は今夜驚くべきショーを見せているね」などと絶賛。中には、「JBJ(ジャッキー・ブラッドリーJr)より良い。しかも大差でね」と、同じセンターで美技を連発するレッドソックスの名手ブラッドリーJrよりも上と指摘する声もあった。
インディアンスは6-3で勝利し、ア・リーグ最高勝率のレッドソックスに2連勝。まさに試合の勝敗を左右するビッグプレーだった。