「なぜならモリーナだから」 驚異の“キャッチング技術”に敵地騒然「史上最高」
名捕手がまたもスーパープレー「一体どうやって捕球したのだろう…」
名捕手はやはりすごかった……。カージナルスのヤディアー・モリーナ捕手が21日(日本時間22日)の敵地ドジャース戦で驚異的な“キャッチング技術”を披露した。高めに抜けた変化球に咄嗟に反応。サイン違いがあったのか、ボールは直前で変化したものの、見事に捕球してみせた。球団公式ツイッターがこの動画を公開すると、ファンからは「なぜなら彼は球界一の捕手だから」と絶賛の声があがった。
カージナルスの1点ビハインドで迎えた2回2死満塁の場面だった。1点を先制され、なおも大ピンチが続く。打席にピーダーソンを迎え、2ストライクからの3球目。右腕ポンセデレオンの投げたボールは高めに大きく抜けた。モリーナはこれに反応したものの、ここからボールが急激に落ちた。サイン違いだったのか、左手を上に伸ばしかけていたモリーナ。しかし、ここから素早く反応すると、ボールをミットに収めた。
敵地もどよめきに包まれた“美技”。強肩、頭脳的なリード、試合を支配する存在感などとともに、そのキャッチング技術も図抜けているモリーナだが、失点を防ぐ驚異的なプレーだった。
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「一体どうやってヤディアー・モリーナはこの球を捕球したのだろう?」と題して記事を掲載。まずは「モリーナは長い間、最も奇妙な状況下でさえも平然と対応しているため、彼はまるでミットとマスクをつけて生まれてきたかのようである」と、捕手としての圧倒的な才能を称えている。
その上で「ヤディは15年目に入っても、まだ我々を新しい方法で驚かせてくれる。火曜日のカージナルス-ドジャース戦で、モリーナはある球を何とか捕球した。その球とは、彼の頭上に投げられ、彼が指示した球種ではなかった」とこのプレーについて紹介。やはりサイン違いだったとの見方を示している。
そして「結論、ヤディアー・モリーナをだませるものは、ヤディアー・モリーナのプロテクターだけである」と言及。昨シーズン、ボールがプロテクターに張り付いてしまい、見失ったモリーナが右往左往するシーンが話題となった。そのプレーを引き合いに出して、締めくくっている。
また、球団公式ツイッターは「我々はまだヤディがどうやってこの球を捕球したのか理解しようとしている!」との文言を添えて、この動画を紹介。ファンからはメジャー史に名を残す名捕手への絶賛の声が次々とあがった。
「なぜなら彼はヤディ・モリーナだから! それだけだ」
「なぜなら彼は球界一の捕手だから」
「GOAT(Greatest Of All Time/史上最高)」
「ヤディ….アメージング!!!!!」
「一体何を見たっていうんだ??!」
「彼は最高だから捕球したんだ! モリーナは史上最高の捕手!」
「ヤディ…素晴らしい!」
カージナルスはこのイニングを1失点で切り抜けると、3回に逆転に成功。5-2で勝利した。モリーナの驚異の捕球は試合の流れを左右する“スーパーキャッチ”だった。