大谷翔平が実戦形式登板で32球 ソーシア監督「正しい方向に進んでいる」
メジャー復帰に球数問わず「復帰前に100球投げる必要ない」
エンゼルス大谷翔平投手が22日(日本時間23日)、アリゾナ州テンピにある球団施設でシミュレーテッドゲームと呼ばれる実戦形式の投球練習を行った。打者を相手に32球を投げた二刀流について、マイク・ソーシア監督は「正しい方向に進んでいる」と太鼓判を押したという。球団公式サイトが伝えている。
二刀流の復活に向け、着実に前進を続けている。大谷はこの日、実戦形式の投球練習で32球を投げた。ソーシア監督は「素晴らしい活気に溢れていた。終えた後の感触もいいようだ。練習後に行ったテストも上々。間違いなく正しい方向に進んでいる」と話したという。
記事によれば、今後はブルペンでの投球練習を行った後、27日(同28日)に3イニングを想定した実戦形式の練習を行い、45~50球を投げる予定だ。通常、故障した先発投手がメジャー復帰する場合、リハビリ登板で投球数を100球まで上げるが、指揮官は「メジャー復帰前に、球数を増やして100球まで投げる必要はないと思っている」とし、チームと大谷が準備が整ったと感じれば球数に関係なくメジャー復帰させる計画を明かしている。
さらに、シーズン終了前にメジャー復帰することの利点を説明。自身も現役時代、シーズン終盤に怪我をした経験を踏まえて、「シーズンが終わる前に、自分がどういう状態か確認できることは大きなアドバンテージ」とし、「投げて心の平穏を得られれば、オフにするべきことがより具体的に見える。ショウヘイの現状を知ることは、間違いなく数々の利点をもたらす」と話したそうだ。
ただし、大前提は「彼を焦らせることは絶対にしない」。チームの慎重なアプローチに従いながら、復帰への階段を着実に上がり続ける。
(Full-Count編集部)