2戦連続マルチで日本を牽引する19歳捕手 指揮官も絶賛「何か持っている」
昨年9月のアジアカップでは11打数8安打7打点で大会MVP
ワールドカップは初出場だが、国際大会では実績がある。オール高校生で臨んだ昨年9月のアジアカップで4試合に出場して11打数8安打7打点と大活躍して大会MVPに輝いた。「去年もそうでしたが、国際大会は打てる気がするんです」と緒方はサラリと言う。フル代表入りして、日の丸をさらに重く感じながらも「試合に入れば緊張せずに集中できる」というメンタルの強さが持ち味だ。
「でも、試合前は夢にも出てくるくらい緊張しているんです」と付け加えた緒方。前夜はベンチで一人で泣いている夢を見たという。この日の対戦相手の香港とは昨秋のアジアカップで対戦。2-0で勝ったものの、苦戦した。「その時の思いがあったから、焦っている夢を見たのかもしれません。今日はしっかり慎重に入りました」と笑った。
この2試合で8打数5安打4打点と大当たり。「しっかり自分のスイングができているので、この調子をキープしたいです」と力強い。次の第3戦では強豪・カナダに挑む。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)