昨年の“レギュラー”は何人残った? 規定打席で見る各チームの動向【セ編】

中日は福田、高橋らがレギュラーに定着し大幅増

〇中日
2018年7人
平田良介 109試374打128安6本44点8盗 率.342・1位
ビシエド 106試396打132安19本78点1盗 率.333・3位
アルモンテ 102試385打115安11本55点1盗 率.299・15位
大島洋平 111試468打130安5本42点17盗 率.278・21位
福田永将 103試345打95安9本50点0盗 率.275・22位
高橋周平 99試327打85安7本45点0盗 率.260・24位
京田陽太 113試453打105安3本34点17盗 率.232・28位

2017年3人
大島洋平 119試476打149安3本29点23盗 率.313・3位
ゲレーロ 130試469打131安35本86点1盗 率.279・15位
京田陽太 141試564打149安4本36点23盗 率.264・18位

 昨年の本塁打王、ゲレーロが巨人に移籍し、打線の弱体化が懸念されたが、今季は平田がサイクル安打を打つなど大活躍。ビシエドも復活し、新外国人アルモンテも活躍。期待されながら伸び悩んでいた福田、高橋もレギュラーに定着し、最多の7人が規定打席入り。打線は前年より大幅に充実した。

〇ヤクルト
2018年6人
青木宣親 99試376打121安6本46点2盗 率.322・5位
山田哲人 105試393打126安29本74点28盗 率.321・7位
雄平 90試307打97安6本43点5盗 率.316・9位
坂口智隆 104試379打119安2本25点7盗 率.314・11位
バレンティン 106試384打108安32本107点1盗 率.281・19位
西浦直亨 102試350打90安8本43点1盗 率.257・26位

2017年4人
坂口智隆 136試535打155安4本38点4盗 率.290・12位
バレンティン 125試445打113安32本80点0盗 率.254・23位
山田哲人 143試526打130安24本78点14盗 率.247・24位
中村悠平 127試419打102安4本34点2盗 率.243・25位

 2017年はチームワーストの96敗を記録したヤクルトだが、今季は強力打線が復活。何といっても青木宣親の復帰が大きい。山田哲人も3度目のトリプルスリーを視界にとらえ、昨年からさらに充実した坂口、久々に規定打席に到達した雄平と、3割打者が4人。さらにバレンティンは現時点で本塁打、打点の2冠王。一気に大型化した。

 こうしてみると、レギュラーの固定化がいかに重要かがわかる。終盤戦、故障で戦線離脱している主力級が復帰して規定打席に到達すれば、この勢力図もまた変化するだろう。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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