「またプレーすると言ったら…」 60歳の元ロッテ・フランコ氏、冷めない情熱
独特の打撃フォームでファンに愛されたフランコ
メジャー通算2586安打を放ち、日本では独特な打撃フォームでロッテの人気選手だったフリオ・フランコ氏。2015年にはBCリーグ石川で選手兼任監督として現役に復帰し、現在は韓国ロッテで2軍の打撃コーチを務めている。8月23日に60歳を迎えたが、そんなフランコ氏を米メディアが特集している。
フランコ氏はインディアンス、レンジャーズなどで活躍し、40歳後半までメジャーリーグでプレー。23年間で計2586安打を放った。1995、98年に所属したロッテでも人気プレーヤーとしてファンに愛された。BCリーグ石川で現役復帰を果たすなど、年齢を感じさせない活躍は記憶に新しい。
米スポーツメディア「ジ・アスレチック」はフランコ氏へのインタビューを行い、60歳になってもプレーする情熱を失っていない同氏の特集を組んでいる。
記事では、韓国ロッテの2軍打撃コーチを務めながら現在でも週5日で筋力トレーニングを行い、選手よりも大きな腕と大胸筋を維持していることをレポート。再び現役復帰する可能性があるかを問われたフランコ氏は「もし野球をもう一度プレーすると言ったら、信じてくれるかな?」と答えている様子を伝えている。
現在のメジャーリーグを含めた野球界は、自身の現役当時に比べてレベルが上がっていることを認識しているというが、フランコ氏は特集の中で「自分を信じれば、自分が乗り越えられると信じれば、常識を超えることもできる。最初は、人は『信じない』と言うんだ。しかし、達成すれば、彼らは拍手し、『君は素晴らしいね』と言ってくれるんだ」と語り、今だにプレーする情熱を失っていないことを口にしている。
また、日本、韓国の野球にも敬意を払っており、アジアでプレーしたことによって自身がより魅力的な打者になったことを明かしている。
MLBとNPBでインパクトを残し、BC石川で選手兼監督となり、韓国ロッテで打撃コーチを務めるフランコ氏について記事では「この道がどこにつながろうとも、フランコの野球の旅は続く。彼はドミニカ共和国の家族が恋しいと言うが、それでも夢を追いかけることをやめない」と称賛。23日に60歳の誕生日を迎えた”レジェンド”の野球人生は、まだまだ続きそうだ。
(Full-Count編集部)