パドレス外野手の打球が走者に直撃 “珍プレー”でのアウトに地元TV「不運」
チャンスでレンフローの打球が二塁走者マイヤーズに当たる「避ける術はなかった」
パドレスのハンター・レンフロー外野手が25日(日本時間26日)の敵地ドジャース戦で思わぬ形で相手にアウトを献上した。三遊間への痛烈なライナーが、二塁走者のウィル・マイヤーズ外野手に直撃。地元メディアは「避ける術はなかった」と両者に同情している。
3-4とパドレスが1点差に迫った終盤8回だった。相手エース左腕カーショーを攻め、なおも2死二塁でレンフローが鋭いライナーを放った。しかし、これがものの見事にマイヤーズに直撃。その瞬間にアウトが宣告され、3アウトでチャンスは潰えてしまった。
地元テレビ局の「FOXスポーツ・サンディアエゴ」では、解説者のマーク・グラント氏が「オー! 冗談だろ!」とため息をつき、実況は「強烈な打球でしたが、マイヤーズに当たりました。パドレス、不運です。ライナーがマイヤーズに直撃しました。避ける術はありませんでした」と同情。同点のチャンスで飛び出した“珍プレー”に落胆した。
一方で、ロサンゼルスで試合を中継していた地元テレビ局「スポーツネットLA」では、実況が「走者に打球が当たりました! イニング終了です! 地区シリーズを懸けた戦いの最中では、このような出来事も必要です! クレイトン・カーショーは8回を投げ、4-3でリードしています。そしてちょっとした助けがありました」と“幸運“を喜んだ。
マイヤーズに当たっていなかったとしても遊撃のマチャドが打球を処理していた可能性が高いが、プレーオフ進出を目指すドジャースにとっては“追い風”ともいえるプレーとなった。
結局、パドレスは9回に守護神ジャンセンから1点をもぎ取って同点に追いついたものの、最後は延長12回にストックがターナーにサヨナラ二塁打を浴びて4-5で敗戦。一方のドジャースは首位ダイヤモンドバックスとは2.5ゲーム差と、6年連続の地区優勝へ正念場を迎えている。