岩隈久志が傘下1Aでリハビリ登板 1回を2安打1失点 右肩手術後初の実戦
登板前にサービス監督「どうなるか非常に興味深い」
マリナーズの岩隈久志投手が26日(日本時間27日)、傘下1Aエベレットの敵地ヒルズボロ戦に先発し、1回を2安打1失点(自責1)だった。昨年9月に右肩手術を受けて以来、初の実戦登板となった。
右肩手術を受けた岩隈は、マリナーズとマイナー契約を結んでリハビリを続けながら、メジャー復帰を目指している。これまで状況は一進一退を繰り返していたが、シーズン終盤にきて大きな1歩を踏み出した。21日(同22日)には、本拠地セーフコフィールドで会長付特別補佐のイチロー外野手を相手に打撃練習に登板。この日、術後初めてとなった実戦登板では、1死から2連打で一、三塁としたところで犠牲フライを許し、1点を失った。
球団公式サイトによれば、この日、敵地ダイヤモンドバックス戦の試合前にスコット・サービス監督は、岩隈の実戦登板について「どうなるか非常に興味深い」と話したという。「彼が戦力になるかならないか判断する前に、どんな登板になるのか待つ必要がありそうだ。初めてのリハビリ登板を終えた後で、より詳しい状態が見えるだろう」と、傘下1Aでの登板内容を踏まえて、今後の方針を決めるとした。
今季中のメジャー復帰が大きな目標となる岩隈が、確実に1歩前に進んだことは間違いない。