試合数増加後は統一球導入で投高打低に
その後、セ・パ両リーグは143~144試合制へと移行した。これによって月間試合数も増え、記録更新の可能性は高まったが、2011年の統一球導入以降、投高打低が続き、月間最多安打に挑戦する打者はなかなか出なかった。
ようやく村田修一が2013年8月に46安打とし、セ記録を更新したが、今回のビシエドはこの記録を上回った。8月のビシエドは113打席に立って三振はわずかに8。これは8月の規定打席以上の打者で3番目に少ない。いかにボールが見えていたかということだ。この調子で、ビシエドはチーム挽回の立役者となるだろうか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)