首位決戦でともに躍動 前田は逆転呼ぶ快投で8勝目、平野も1回3Kの完璧救援
前田は1回無失点→直後に味方が逆転で勝利、平野は快投も5番手ブラッドリーが逆転許す
1日(日本時間2日)のドジャース-ダイヤモンドバックス戦で日本人投手2人が救援登板し、見事な投球を見せた。ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手は2点リードの6回に登板し、3者連続三振と完璧な投球。一方、前田健太投手は2点ビハインドの8回にマウンドに上がり、1回無安打無失点2奪三振と快投した。ドジャースは直後の8回にケンプの3ランで逆転。3-2で勝利し、前田に8勝目(8敗)がついた。
まずは平野が魅せた。ダイヤモンドバックスが6回の攻撃で1点を奪い、リードを2点に広げて迎えた6回に2番手でマウンドへ。先頭ケンプはカウント2-2から6球目の93マイル(約150キロ)の直球で空振り三振。フリースはカウント0-2からスプリットで空振りを奪い、3球三振に仕留めると、最後はヘルナンデスをフルカウントから7球目の92マイル(約148キロ)の直球で空振り三振。圧巻の投球を見せた。
そのまま2点差で迎えた8回、前田は7回2失点と好投したカーショーの後を継いで2番手でマウンドへ。スーザJrを93マイル(約150キロ)の直球で空振り三振、ポロックはチェンジアップで空振り三振と、こちらも2者連続三振。最後は主砲ゴールドシュミットをスライダーで左飛に打ち取った。すると、その裏にドジャースはケンプがブラッドリーから逆転3ラン。9回はジャンセンが抑えて勝利した。
平野は1回無安打3奪三振で5試合連続無失点とし、防御率は2.05に。一方、前田も1回無安打無失点2奪三振で防御率3.76。味方の逆転弾を呼び込む快投となった。ドジャースが勝ったため、ダイヤモンドバックスとは同率の1位に。首位決戦で2人の日本人投手が輝きを見せた。
(Full-Count編集部)