かつての2桁勝利右腕が新たな戦いの場へ ロッテ唐川「もうちょっと勉強」
台所事情が苦しい中で日に日に存在感を増す唐川
リリーフ転向後は、8月7日のソフトバンク戦で登板。2-2の6回からマウンドに上がり、先頭の甲斐に四球、続く今宮の犠打で得点圏に走者を背負った。上林を一ゴロ、牧原の二安で失点したが、この内野安打に井口資仁監督がリクエストを要求。一度はセーフと判定されたものの、リプレー検証の結果アウトとなり、初のリリーフは無失点。2014年以来プロ入り2度目のホールドを記録した。
唐川は「最初に投げた時にリクエストがなければ1点だったので、そこを抑えられたのは大きい。最初に点を取られるのと取られないのでは、大きく違うと思います」と、その後の投球につながっていると話す。
同15日の日本ハム戦と同29日のソフトバンク戦(自責は0)で失点したが、この登板以外は無失点。0-6から大逆転勝利を収めた同19日の楽天戦では、4回からの3イニングスを無失点に抑え、試合の流れを引き寄せるピッチングを披露した。
同23日の西武戦、翌24日のオリックス戦にも登板し連投を経験。唐川は「疲労感はあると思いますけど、1回しかやっていないので、今のところはという感じです」と特に気にならなかったようだ。
シーズン途中での配置転換にもしっかりと対応し、リリーフで結果を残す唐川。リリーフ陣が苦しい台所事情の中、背番号「19」の存在感が日に日に増している。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)