ホークス工藤監督、口火となったグラシアルの一発を称賛 「非常に大きかった」
6回無失点のミランダに「要所はしっかり抑えてくれた」
■ソフトバンク 12-0 オリックス(8日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクは8日、本拠地オリックス戦を12-0で大勝した。4回に打線が爆発し、オリックスの先発・山岡泰輔をKO。4本の本塁打などで12点を奪った。
序盤は投手戦になるかと思われた試合も、終わってみればソフトバンクの大勝。明暗を分けたのは4回の攻防だ。4回表の無死一、三塁のピンチを上林誠知の強肩と甲斐拓也の好判断で切り抜けたソフトバンクは、その裏グラシアルの先制ソロを皮切りに甲斐と牧原大成のタイムリーで3点を加えて山岡をKO。代わった澤田圭佑から今宮健太が3ランを放ち一挙7得点で試合を決めた。
試合後の工藤公康監督は「あの1本が非常に大きかったと思います。あれでベンチの雰囲気もガラッと変わりましたし、彼のホームランがいつものホークスの戦いにしてくれたと思います」と、猛攻の口火となったグラシアルの一発を称賛。
その後の最初の追加点となった甲斐拓也のタイムリーについても「最初の打席でヒットが出たし、スクイズも考えたんですが、相性もいいしここは打たせていこう、と。よく期待に応えてくれたと思います」と語った。
また、6回無失点のミランダについては「ボールの走りは悪くなかったと思います。こないだホームランを打たれた吉田君は警戒して四球も出しましたが、要所はしっかり抑えてくれたし、甲斐くんもいいリードをしてくれました」と評価した。
前日は悔しい負けを喫したが、これで8月4日、5日のオリックス戦以来、連敗がない。指揮官は「選手も目指しているところは1つですし、みんなの気持ちが1つになっているところが、連敗をしていないというところだと思います」と選手の気持ちの強さを称えた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)