MLB30球団の最高シーズンはいつ? 公式選出 マリナーズは“イチロー元年”
史上最多116勝を挙げたチームの「触媒はイチロー」
長い歴史を持つ球団もあれば、誕生してまもない球団もあるが、メジャー全30球団それぞれが過ごした最高のシーズンとはいつだったのだろうか。MLB公式サイトでは、そんな疑問に答えるべく「各球団最高のシーズン」と題した特集を組み、30球団の最高のシーズンを紹介した。その中で来年は日本で開幕シリーズを戦うマリナーズは、歴代最多116勝を飾った2001年が選ばれている。
2001年と言えば、マリナーズにイチローが入団した年だ。オリックスから海を渡った若者は、その華奢な体つき、アメリカでは馴染みのなかった振り子打法などから、当初はまったく活躍すると思われていなかったが、いざ開幕を迎えるとMVPと新人王を同時受賞するほどの暴れっぷり。懐疑的な声を一気に声援に変えて見せた。
この年はチームも快進撃をし、1906年のカブスに並ぶシーズン116勝を記録。寸評では「2位のアスレチックスは102勝したにも関わらず、マリナーズは14ゲーム差をつけア・リーグ西地区を制した」と圧倒的だった様子を伝えると同時に、「その触媒はイチローだった」と日本からやってきた背番号51が、チームの原動力になったと指摘している。
その他には、レンジャーズは2年連続ワールドシリーズ出場を果たした2011年をピックアップ。この年、レンジャーズには上原浩治(現巨人)と建山義紀が所属し、チームのプレーオフ進出に貢献した。
果たして、今季を終えた時に2018年が最高の年となるチームはあるのだろうか。それもすべては、最後の追い込みに掛かっていると言えそうだ。
(Full-Count編集部)