巨人引き分け 山口俊が3四死球でセーブ失敗、打線も延長戦で好機生かせず

巨人、9回に追いつかれそのまま引き分けに
巨人、9回に追いつかれそのまま引き分けに

吉川は6回までノーヒットの快投、マギーが先制ソロも…

■巨人 1-1 ヤクルト(12日・東京ドーム)

 巨人は12日、ヤクルトと1-1で引き分けた。先発の吉川光が6回まで無安打無失点に抑えるなど、7回1安打1失点4奪三振の快投。しかし、9回に新守護神の山口俊が1点のリードを守れず、同点に追いつかれた。延長戦ではチャンスを生かせず、引き分けに終わった。

 試合は吉川光、ヤクルト・ブキャナンによる投手戦に。吉川光は4回まで1人の走者も出さないパーフェクト投球。一方、ブキャナンも3回までパーフェクトに抑えると、4回は2四死球を与えたものの、無失点。こちらもノーヒット投球を続けた。

 5回、吉川光は1死から畠山に四球を与えて初めての走者を出すも、後続を打ち取り無失点。すると、その裏、先頭のマギーがレフトへソロ本塁打。両チーム通じて初ヒットが先制点となった。

 吉川光は7回先頭の青木にレフト前ヒットを浴び、ノーヒットは途切れるも、山田のピッチャー返しを好反応でキャッチしてゲッツー。続くバレンティンに四球を与えたが、畠山を打ち取って、この回限りでマウンドを降りた。

 8回は2番手・畠が2死一、三塁のピンチを背負ったが、坂口を空振り三振で3アウト。しかし、9回に登板した山口俊が誤算。1死から3四死球で満塁とすると、宮本に犠飛を許して同点。西浦は一ゴロに仕留め、逆転は阻止したものの、セーブ機会で救援失敗となり、試合は延長戦に突入した。

 それでも、救援陣がここから好投。打線は延長10回に田中俊の内野安打、小林の犠打、陽岱鋼のヒットで1死一、三塁の好機を作る。しかし、代打・阿部、石川が凡退。12回も2死一、三塁の好機を生かせず、引き分けに終わった。

(Full-Count編集部)

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