広島、6連敗後の2連勝でマジック6　緒方監督「今日もクリーンアップだったね」

先発・野村は中5日で6回無失点と好投

■広島 4-0 DeNA（13日・マツダスタジアム）

　広島は13日、マツダスタジアムで行われたDeNA戦に4-0で勝利した。4投手の完封リレーで3カードぶりの勝ち越しを決め、優勝へのマジックを6とした。

　緒方監督が「状態が良さそうだったので、中5日で行ってもらった」という先発の野村が6回無失点。「内、外に緩急も使って内容もよかった」と指揮官も絶賛した投球で、約1か月ぶりの勝利となる今季7勝目（4敗）を挙げた。7回以降は一岡、フランスア、中崎の必勝リレーでDeNAを完封。緒方監督は「一時期よりも楽になって、みんないい形で試合に入っている」とリリーフ陣の復調を喜んだ。

　打線は2回に松山が先制の本塁打を放ち、3回は鈴木の2ランと田中のタイムリーで3点を追加した。「今日もクリーンアップだったね」という指揮官は、「松山と（鈴木）誠也の一発。丸が出て、ひと振りで決めた誠也の素晴らしい打撃だった」と口調も滑らかだった。

　6連敗と足踏みした後、2連勝したチームはリーグ3連覇に向けて再加速の様相を見せている。試合日程とマジック数からマツダスタジアムでの胴上げが濃厚の状況に、緒方監督は「ファンからたくさんの声援をもらっているので、これからもいい試合ができるように頑張ります」と、来るべき日を心待ちにしているようだった。

（大久保泰伸 / Yasunobu Okubo）