ソーシア監督、大谷の2020年起用法を言及「投手で20~24戦、打者で350打席」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

トミー・ジョン手術を受けた場合も二刀流の道をサポート

 エンゼルスのマイク・ソーシア監督が13日(日本時間14日)、大谷翔平投手が右肘靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた場合の2020年の起用法について言及した。

 右肘靱帯に新たな損傷が見つかった大谷は、トミー・ジョン手術を受けることを勧められているが、まだ結論には至っておらず。当面は今季中の打者出場に専念することになっている。だが、今後“二刀流”の道を追い求めるのであれば手術を受ける可能性は高く、今季終了後に施術した場合、来季は主に野手として出場し、投手としては2020年の戦列復帰を目指すことになりそうだ。

 ソーシア監督は大谷が手術を選択したと仮定して、復帰後の2020年の起用プランについて言及。「先発投手としては20~24試合に登板し、打者としては350打席に立つことを思い描いている」と話し、二刀流を継続する方針を明らかにした。その理由として掲げたのが、今季つかんだ「手応え」だ。

 ベーブ・ルース以来100年ぶりの二刀流起用には、開幕前から懐疑的な声が上がっていたが、大谷は投打での圧倒的な能力を披露。右肘靱帯の損傷で今季残りは打者としての出場に限定されるが、ここまで投手として4勝2敗、防御率3.31、打者としては打率.295、19本塁打の数字を残している。指揮官は「我々は今年1年、それ(二刀流)ができるという手応えを掴めた」と話し、今後も引き続き二刀流の道を模索するとした。

 手術を受けるのか、あるいは別のオプションを探るのか。大谷がいずれの選択をするにせよ、球団は二刀流継続の道をサポートする体制を整えている。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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