2000安打の偉業達成間近 福浦和也を奮い立たせる20年前のロッテファンの姿

「気力で頑張るよ」ファンへの恩返しは地元での偉業達成

 だからこそ、その後の背番号「9」は勝利にこだわってきた。自分の成績よりもチームの勝利を喜び、どこまでもストイックに勝ちを追い求めてきた。98年。それはここまで積み重ねてきたキャリアの中でもターニングポイントとなる年だった。

 月日は流れ2018年。千葉マリンスタジアムはZOZOマリンスタジアムへと名を変えた。そしてこの本拠地で9月15日より8連戦が組まれている。通算2000安打の偉業達成まであと4本。あの時、歌を歌って励ましてくれたファンがいて今の自分がいる。そのファンへの最大の恩返しは本拠地での偉業達成だ。

「気力で頑張るよ」福浦は力強く言った。マリーンズファンはいつも応援し続けてくれた。誇りに思い続けてくれた。その想いに応えるのがプロ。だから決める。絶対に決める。偉業達成を地元で決める。

(マリーンズ球団広報 梶原紀章)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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