メッツ右腕デグロムが23戦連続QSのMLB新記録 勝率5割でCY賞へ一歩前進

今季9勝目を挙げたメッツのジェイコブ・デグロム【写真:Getty Images】
今季9勝目を挙げたメッツのジェイコブ・デグロム【写真:Getty Images】

7回3安打1失点で防御率は驚異の1.77

 メッツのエース右腕ジェイコブ・デグロム投手が21日(日本時間22日)、敵地でのナショナルズ戦で7回を3安打8奪三振1失点の快投を見せ、今季9勝目(9敗)を挙げた。これで登板23試合連続でクオリティスタート(QS、6回以上3失点以下)となり、ボブ・ギブソンとクリス・カーペンターと抜き、1シーズンではMLB新記録になったという。球団公式サイトが伝えている。

 初回を3者凡退としたデグロムは、2回1死から四球と安打で一、三塁としたところ、ジマーマンに中犠飛を許し、1点を失った。だが、それ以降は3回と5回に1安打ずつを許したのみで、ナショナルズ打線を寄せ付けず。打線の援護にも恵まれ、今季9勝目を飾った。

 この試合前まで、防御率1.78という圧倒的な数字を残していた右腕は、サイ・ヤング賞の有力候補に名前が挙がっていたが、8勝9敗と黒星先行。これまで負け越した投手がサイ・ヤング賞を受賞した例は稀で、今季17勝7敗、防御率2.57と好成績のマックス・シャーザー(ナショナルズ)が昨年に続き有力候補に挙がっていた。だが、この日の勝利でデグロムは9勝9敗の勝率5割。防御率も1.77に下げ、初のサイ・ヤング賞に向けて状況を好転させた。

 メッツは残り10試合。デグロムは2度先発マウンドがやってくる可能性があるが、白星先行に変えることができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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