二刀流でMLB変える大谷翔平 米メディア絶賛、手術なら「2020年から最盛期」
敵球団の強化責任者も大谷の“成功”を絶賛「彼はメジャーリーグにおける概念実証」
大谷の今季の活躍は鮮烈だった。適応段階だったオープン戦では投打ともに苦しみながら、開幕後は投打で圧倒的なパフォーマンスを披露。投手としての能力は以前からメジャー関係者にも高く評価されていたが、打者での躍動は予想を上回るものだったようだ。記事では「彼の4月の打率は.341であった。4月の最初の週で出場した3試合連続で本塁打を放った。8月のクリーブランドでも本塁打を2回放った。肘靭帯の損傷が伝えられた日、数時間後のテキサス・レンジャーズ戦で2本塁打を含む4安打を放った」と今季の活躍を列挙。「投手・大谷」と「打者・大谷」は「全てにおいてとても良い」と結論づけている。
さらに、「オオタニと彼のキャリアは他の人にも影響を与えた」と指摘。「彼が完全に復帰するまでに、オオタニには仲間ができているかもしれない」と、大谷の後に続く二刀流プレーヤーが誕生する可能性があると予想している。今季の“功績“はそれほど大きかったというのだ。マイナーにブレンダン・マッケイ、タナー・ドッドソンという二刀流プレーヤーを抱えるレイズのカイム・ブルーム強化担当責任者が「二刀流は新しい概念で、彼はメジャーリーグにおける概念実証なんだ。彼はとてもユニークだ」と話していることも紹介している。
まさにメジャーを変えようとしている大谷。そのプレーに常識は通用しない。限界を設けず、他の誰よりも本人が自分自身を信じて、新たな道を突き進んでいるように見える。特集も「オオタニは最初から違った。彼は違うように見ていた。野球はいつもほぼ決まったようにプレーされる。彼は違う見方、彼のやり方で見ていた」との文章で締めくくられている。
まだ手術をするかどうかの結論は出していないが、仮に手術することになれば、来季は打者としてどんな成績を残すのか。そして、2020年は二刀流でどんな衝撃を与えてくれるのか。それとも、また違う道を模索するのか。いずれにしても、この先も大谷の1つ1つのプレーに注目が集まることは確かだ。
(Full-Count編集部)