イチローの「秘密のジム」が選出 MLB公式選ぶ「最もクレイジーな練習7選」
2017年のスプリングトレーニングに臨時ジム設置
レギュラーシーズンを162試合戦うメジャーでは、何よりも健康で1年を過ごすことが大きな課題となる。そのために選手は普段からトレーニングを積むわけだが、中には個性的な取り組みを行う向きも。MLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」では「MLBスターが見せた最もクレイジーなトレーニング7選」と題した特集を展開。その中には、マリナーズのイチロー会長付特別補佐もランクインした。
イチローは体の柔軟性を保つために初動負荷理論を採用。特殊なトレーニング器具を使用しているが、これがメジャーで話題になったのは、昨季2017年のスプリングトレーニングに「臨時虎の穴」を設置した時だ。当時マーリンズに在籍していたイチローは、フロリダ州ジュピターにあるキャンプ施設にトレーニング機器を持参し、貨物を運ぶコンテナの中に簡易ジムを設置。興味を抱いたチームメイトも利用していた。
記事では、この時のコンテナを「イチローの秘密のジム」と呼び、日米合わせて27シーズンを戦い抜いた驚愕のキャリアの秘訣だと推測。米全国紙「USAトゥデー」の名物記者、ボブ・ナイチンゲール氏が自身のツイッターで公開したコンテナ内でトレーニングするイチローの画像を載せ、「(秘訣が)垣間見えた」と伝えている。
その他、片手でベンチプレスをするルーク・ボイト(ヤンキース)、エアロビのクラスに参加するアンソニー・リゾ(カブス)、巨大なヘビとトレーニングするノア・シンダーガード(メッツ)などを選出。これらと比較すると、イチローのトレーニング方法はさほどクレイジーには思えないが、「秘密のジム」は選出者の心をくすぐったようだ。