“笑撃”のクロスプレー発生! 消えた走者に捕手唖然 元G助っ人がずっこけ
捕手は必死にタッチにいくも走者がおらず「???」
“笑撃”のクロスプレーが、26日(日本時間27日)のカージナルス対ブルワーズ戦で起きた。
8回裏、1-2とリードされたカージナルスの攻撃。2死からカーペンターが四球で歩き、元巨人のアドリス・ガルシア外野手が代走に起用された。
続くJ・マルティネスの打球は緩い当たりの三ゴロ。ブルワーズ三塁手のムスタカスが懸命に前進捕球し、ランニングスローで送球したが、ワンバウンドした球を一塁手が捕れず。ボールは一塁ファウルグラウンドを転々とした。
それを見たガルシアは三塁を回って一気にホームへ。バックアップした二塁手ぺレスから球を拾って、剛球をバックホームした。捕手クラッツは身体を伸ばしてキャッチすると、必死のタッチ……のはずが、本塁へ滑り込んでくるであろうガルシアはいない。走者を見失ったクラッツがあたりを見回していると、ガルシアがトボトボとホームに現れ、タッチアウトとなった。
実は、ガルシアは三塁を回ったところで、足をもつれさせて転んでいたのだ。三本間の真ん中で戻ることもできず。すっかり意気消沈しながらも本塁を目指すしかなかった。間一髪のクロスプレー予想も、一転、楽々アウトになってしまった。
ブルワーズの地元ミルウォーキーのテレビ局「FOXスポーツ・ウィスコンシン」の実況アナは、「ガルシアが本塁へ突入します! 転びました! クラッツは彼を見失っています! そして今タッチアウトにしました! これは冗談ですよね!?」と唖然とした様子。解説のビル・シュローダー氏は「なんてことでしょう。信じられません。彼は楽々とホームインしていたはずでした。信じられません」と失笑するしかなかった。
「FOXスポーツ・ウィスコンシン」の公式ツイッターが動画を公開すると、ファンから驚きのコメントが寄せられた。
「ナイスなカージナルスの代走」
「バカげている」
「オーマイゴッド!」
「なぜ彼は三塁に戻らなかったんだ?」
ガルシアは2016年に巨人で4試合に出場したが、シーズン中に契約解除。離日した直後に母国キューバへの経由地フランスで消息不明となった。亡命後の12月にフリーエージェントとなり、カージナルスと契約していた。