中日岩瀬の1000試合登板はほぼ更新不能の大記録 1000試合救援登板もあと1

救援登板だけのランキングでも断トツ 現役の五十嵐、宮西も更新は困難

 岩瀬の偉大さを見るために、救援登板だけのランキングを見てみよう。

1 岩瀬仁紀999救援/1999-
2 五十嵐亮太754救援/1998-
3 鹿取義隆739救援/1979-1997
4 藤川球児688救援/1999-
5 山口鉄也640救援/2006-
6 宮西尚生628救援/2008-
7 藤田宗一600救援/1998-2011
8 高津臣吾581救援/1991-2007
9 角三男575救援/1978-1992
10 永射保566救援/1972-1990

 3位の鹿取義隆(現巨人GM)と9位の角三男、10位の永射保を除き、平成になってからデビューした投手が並んでいる。

 そんな中でも、岩瀬の数字は抜きん出ている。2位の五十嵐もソフトバンクで現役だが、五十嵐も39歳。あと245登板はとても追いつける数字ではないだろう。現役では日本ハムの宮西が、33歳と若く働き盛りだが、あと372試合を投げるのは厳しいだろう。

 岩瀬のこの数字はアンタッチャブルになるのではないか。岩瀬はセーブ数(407、2位は高津臣吾の286)でも断トツの1位、救援投手の金字塔を打ち立てている。野球殿堂入りは「当確」だろう。

 中日はあと3試合を残している。岩瀬にはもう1回マウンドに上がって、前人未到の1000試合救援登板も果たしてほしいものだ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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