イチローは2019年選手兼任で現役復帰か? マ軍GM「機会を与えることになる」
2019年3月20、21日にアスレチックスと東京Dで開幕戦を行うマリナーズ
今年5月にマリナーズの会長付特別補佐に就任したイチロー外野手が来季開幕前のスプリングトレーニングでプレイングコーチとして参加する方針であることが明らかになった。ジェリー・ディポトGMが明らかにしたもので、米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」が報じている。
イチローのデビューシーズンだった2001年以来、米4大スポーツ最長となる17年連続でプレーオフ進出を逃したマリナーズ。来季の巻き返しを期すGMのディポト氏は背番号「51」の去就について語っている。
「彼の健康状態を確認する必要があるので、保証するには至らない。だが、彼は我々のロースターに入るだろう。我々球団にとっても、NPBにとっても、イチローにとっても正しいことだと我々は信じている。後のことは、現時点では不透明だ」
ディポト氏はイチローの来季開幕ロースター入りについてこう語った。マリナーズは来季開幕戦を3月20日と21日にアスレチックスと東京ドームで迎える。米国外での公式戦のために通常のロースター25人枠が3枠拡大される。
今季スプリングトレーニング途中にマリナーズ復帰が決まったイチローだが、キャンプ中に頭部への死球とふくらはぎの故障で万全な調整を進めることができず。調子が上がらないまま、5月にロースターから外れ、会長付き特別補佐という立場でチームを支えることになった。
ディポト氏は来年45歳を迎える背番号「51」について、体調次第としながらも日本開幕戦のメンバー入りの方針を明らかにしている。今季はハードなトレーニングを続けつつ、中盤戦からチームを裏方として支えたレジェンドにはスプリングキャンプで新たな役割がやってくる。
「彼にはコーチとして、そして、プレイヤーとしての機会を与えることになる」とディポト氏。アリゾナ州ピオリアで行われるスプリングトレーニングでイチローがプレイングコーチとして参加する方針もGMは明らかにしたという。
最低50歳まで現役を目標に掲げているイチロー。新たな立場で45歳のキャンプインを果たすことになりそうだ。
(Full-Count編集部)