カブス延長13回の死闘に敗れ地区シリーズ逃す マドン監督「ガッカリしている」
延長13回に2死から3連打を浴び決勝点を許す
■ロッキーズ 2-1 カブス(日本時間3日・シカゴ)
カブスは2日(日本時間3日)本拠地で行われたワイルドカードゲーム・ロッキーズ戦を延長13回の末1-2で敗れた。試合後にジョー・マドン監督は「ガッカリしている。なぜなら、我々は今シーズンの最後の試合(ワールドシリーズ)でプレーし、勝利することを期待していた」と語った。
1-1の同点で迎えた延長13回。ヘンドリックスが簡単に2死を奪ったがストーリー、パーラーに連打を浴び2死一、三塁のピンチを招くとウォルターに中前タイムリーを浴び決勝点を失った。死闘を制すことができなかったマドン監督は「(攻撃時に)チャンスはいくつかあったが、得点できなかった。彼らも非常に良い投球をしていた」とロッキーズ投手陣を称えた。
シーズンで95勝しながら、ワールドシリーズに届かず敗戦となったが「ガッカリしている。なぜなら、我々は今シーズンの最後の試合(ワールドシリーズ)でプレーし、勝利することを期待していたからだ。シーズン終盤に向かうにつれて、スケジュール的に少々過酷だった。しかし、私はただ選手たちを称賛する。彼らは不満もあらわさなかったし、言い訳もしなかった。そして、最後の最後までダグアウトでお互いを励ましあっていた」と語った。
今オフには大きな補強があると米メディアは報道しているが「正直なところ、大きな変化はないと予想している。攻撃面で成長している段階の若手の選手がたくさんいる。得点を量産していた時もあったし、これまで得点力を欠いていたというわけではない。プレーオフでこういう状況に直面するのは初めてのことではない。だから、対応し続けていくしかない。セオ(エプスタイン編成本部長)やジェド(ホイヤーGM)、そして選手たちを信頼しているし、彼らは必要な対応をしてくれることだろう」と否定した。
今シーズンに関して「今シーズン、順調に進まなかったことが数多くあるが、私の口から言い訳の言葉を耳にすることはないだろう。(162試合でナ・リーグ首位の勝ち星を挙げたことに関して)その結果は選手たちのクオリティーの高さを証明している」と最後までナインを称えていた。