最強Rソックスでブレークの元広島右腕 昨オフは「とにかく帰国したかった」
同僚もブレイシアの投球を絶賛「違う部類の直球なんだ。重さがある」
「この12か月を振り返ると、ブレイシアは日本で過ごした1年という短い期間が、レッドソックスの救援投手としてWHIP0.77、防御率1.60を記録した今シーズンの活躍のきっかけと呼べるものになったのではないかと予想するのかもしれない。しかし、それは違う。この時間を振り返ってみてブレイシアが思い出すことは、母国に帰りたかったと言うことだ」
「彼ら(広島)がブレイシアを残留させるために全力を注いだと考えられる根拠は、ほとんどないだろう。海の向こうで投球の才能を開花させたという感覚を彼が抱くことはなかった」
特集ではこのように説明しており、レッドソックスでの成功の鍵となったのは「剛速球」だとしている。ブレイシアは日本できっかけを掴んだというわけではなく、今年、自身の能力を存分に発揮することで強豪での居場所を勝ち取ったというのだ。
今季は直球での被打率が.130と優秀な数値を誇っており、前回メジャーで投げていた2013年(当時はエンゼルス所属)よりも球速が約2マイル(約3.2キロ)上がっているという。同僚のマット・バーンズ投手は「彼の直球は異質。(自分の直球とは)違う部類の直球なんだ。直球に重さがある。(球速は同じでも)違うタイプの98マイル(約158キロ)だね。打つのが難しいんだ。彼は幸運にも、打者にとって難しい直球を投げられる投手の一人なんだ」と証言している。
ポストシーズンでも重要な局面で起用されることが予想されるブレイシア。広島時代の投球と何が違うのか、注目して見てみても面白いかもしれない。
(Full-Count編集部)