女子プロ野球は10月7日から女王決定戦 京都フローラの“成長株”「心は1つ」
女王決定戦の対戦チームは未決定も「初回に点を取りたい」
今季から京都フローラの監督を務めるのは、平安高(現龍谷大平安)で甲子園を沸かせ、その後、オリックスでもプレーした川口知哉氏。村松にとっては大きな“出会い”となったようだ。「初球から思い切り振るのが持ち味なので、女王決定戦でもそうしていければと思っています」と力を込める。
昨年3位に終わった京都フローラは、なぜ3年ぶりのヴィクトリアシリーズ制覇を果たすことができたのか。村松は強さの理由について、ベテラン選手の存在が大きいと明かす。
「レイアから上がってきた選手が多く、若手がけっこう多いのですが、最年長になる小西(美加)さんだとか、先輩方が思い切りやらせてくれているというのがあります。守備のピンチになったときも真っ先に声をかけてくれるのは先輩方なので、(若手が)支えてもらっているのがチームにとってはいいことなのかなと思います。先輩の方が元気なときもあります(笑)。そういう面で盛り上げてくれてるのかなと感じながらプレーしてます」
相手は愛知ディオーネに決まった。2戦先勝で京都フローラの1勝のアドバンテージは大きく、村松は「有利な状況なのには変わりないと思います。でも、1勝あるから負けていいやというのではなくて、初戦から決めていきたいというのはありますね」と意気込む。「立ち上がりはリズムよく守って、初回に点を取るとピッチャーも楽だと思いますし、守っている方も楽なので、初回に点を取りたいというのはあります。そこから守備に流れをもっていきたいですね」と決戦のプランを明かした。
「フローラは去年3位だったので、女王奪還がチームのはじめからの目標でした。そこを目指していきます。自分のポジションはキャッチャーなので、まずは守備からいい流れを持って攻撃に繋げられれば。あと、ピッチャーもたくさんいるので、それぞれのいいところを引き出していけるように頑張りたい。打撃面では初球からどんどんスイングできるように準備していきたいです。みんな優勝に向かって心は1つになっています」
“下剋上”を許すつもりはない。このまま「女王」の座へと駆け上がるつもりだ。
(Full-Count編集部)