巨人脇谷、ファーム日本選手権で現役最終打席 一ゴロで深々と頭下げる
史上初の「人的補償からFAで復帰」
■阪神 8-4 巨人(6日・ファーム日本選手権・宮崎)
今シーズン限りで現役引退を表明している巨人の脇谷亮太内野手が、6日に行われたファーム日本選手権、阪神戦の9回に代打で出場。現役最後の公式戦出場を終えた。
1死後、7番・北村の代打として出場した脇谷は、阪神ファームのクローザー・伊藤和を相手に、カウント2-2から一ゴロに倒れた。サンマリンスタジアムの観客から拍手が贈られ、何度もヘルメットをとって深々と頭を下げ、ベンチに下がった。
原監督時代、2度の3連覇を果たした巨人のバイプレーヤーとして存在感を発揮し、片岡治大(当時西武)のFA移籍に伴う人的補償として移籍した西武でも2シーズン活躍。FA権を得て2016年に巨人に戻り、史上初の「人的補償からFAで復帰」となった。
大分県出身の脇谷にとって、この日試合が行われた宮崎は隣の県。地元に近い場所で現役生活を終え、感無量の表情だった。最後はベンチ前でナインに胴上げされ、13年間の現役生活にピリオドを打った。
(Full-Count編集部)