田中将大の好投にRソックス強打者は脱帽「彼を称賛する」「良い投球をした」

レッドソックス戦で好投したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
レッドソックス戦で好投したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

5回1失点で白星もたらし1勝1敗のタイに「打ちやすい球が少なかった」

■ヤンキース 6-2 Rソックス(日本時間7日・ボストン)

 ヤンキースの田中将大投手は6日(日本時間7日)、敵地での地区シリーズ第2戦レッドソックス戦で5回3安打1失点4奪三振1四球と好投し、6-2での勝利に導いた。第1戦を落としていたヤンキースだが、これで1勝1敗のタイに。今季、レギュラーシーズン4試合で対戦して防御率7.58と打ち込みながら、大一番で1点のみに抑えられたレッドソックスの打者は「彼を称賛する」と脱帽している。

 初回にジャッジの先制弾で援護をもらった田中。その裏は2死から主砲マルティネスに内野安打を浴びたものの、続くボガーツを中直に仕留めて無失点に抑えた。打線が2回にサンチェスのソロ弾、マカッチェンの適時打で2点を加えると、その後もRソックスの打者たちを封じていった。4回にボガーツに内角への速球をセンターに運ばれてソロ弾とされたものの、失点はこの1点のみ。5回78球でお役御免となり、リリーフ陣も好投した。

 今季、レギュラーシーズンではメジャー最多の876得点を叩き出した強力レッドソックス打線。だが、ポストシーズンで絶大な勝負強さを発揮する田中を攻略できなかった。MLB公式サイトは、試合後に選手が取材に応じた様子を動画で公開している。

 主砲のマルティネスは1安打を放ったが、「今夜は打ちやすい球が少なかったと本当に感じた。彼を称賛するよ。彼はミスもしたけれど、僕たちが利用できなかった」と田中を素直に称え、「1試合負けた。闘いは勝つ時もあれば負ける時もある。誰も全勝できるなんて思っていなかったと思う。闘いだってことは分かっているんだ」と気を引き締め直した。

 さらに、ソロ本塁打を放ったボガーツも「タナカは今日良い投球をした。普段、僕たちの打線は良くて、厳しい球も打てるのだが、今日はそれができなかったと思う。僕も含めてね」と振り返り、「それができるようになれば、月曜日は大丈夫だと思う」と第3戦に目を向けていた。

 78球で降板した田中は、第5戦までもつれれば、再びマウンドに上がる可能性もある。その時はレッドソックス打線もプライドをかけて田中攻略に挑むことになる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY