ドジャース指揮官、3年連続地区S突破も慢心なし「やるべき仕事はまだまだある」
先制打&3点弾のマチャドを絶賛「試合の流れを変える一発」
■ドジャース 6-2 ブレーブス(日本時間9日・アトランタ)
8日(日本時間9日)に行われた地区シリーズ第4戦でブレーブスを6-2で下し、3年連続リーグ優勝決定シリーズ進出を決めたドジャース。敵地で美酒に酔ったデーブ・ロバーツ監督は、試合後の会見で「やるべき仕事はまだある。目標まであと8勝だ」と、目標のワールドシリーズ優勝を改めて宣言した。
本拠地で2連勝して乗り込んだ敵地での第3戦は、1点差まで追い上げながら5-6で敗れた。そして迎えた第4戦。試合は中盤まで拮抗したが、7回にマチャドが左翼へ3ランを叩き込み、試合を決めた。第2戦に先制2ランを放っていたが、第3戦終了時点でそれが唯一のヒット。だが、この日は2安打4打点の活躍で、試合の要所を押さえた。
7月のトレード期限を前にオリオールズから移籍。30年ぶり世界一に向けて攻守での活躍が期待されながら、なかなか結果が出なかった。「優勝するには全員の力が必要だ」と語る指揮官は、この日のマチャドが見せた貢献度の高さに目を細めながら、「試合の流れを変える一発だった」と絶賛した。
同じく今季途中移籍組のフリースも、代打出場した6回に2点タイムリーを放ち、逆転に成功した。カージナルス時代の2011年にはワールドシリーズMVPに輝くなど、大舞台での闘いを熟知したベテラン。期待に違わぬ貴重なタイムリーに「間違いなく、これが移籍後最大のヒット。味方で良かった」と、笑顔を浮かべながらホッとした様子をみせた。
12日(同13日)から始まるリーグ優勝決定シリーズでは、中地区覇者のブルワーズと対戦する。「9月には、みんなで力を合わせ最高の野球をプレーしていると思ったが、ここへ来るまで苦労した分、さらに強くなり、チームに活が入った」と、チームの現状に大きな手応えを感じている。だが、勝って兜の緒を締めよ。「やるべき仕事はまだある。目標まであと8勝だ」と、究極の目標から視線をぶらすことはなかった。
(Full-Count編集部)