ヤ軍終戦 第3戦炎上のセベリーノは「球種読まれた?」米メディアが映像で指摘
セベリーノは4回途中7安打6失点と大炎上
ヤンキースは9日(日本時間10日)、宿敵レッドソックスとの地区シリーズ第4戦で惜敗し、敗退が決まった。第2戦で先発した田中将大投手は5回1失点と好投し、この試合は勝利したものの、第1戦のハップ、第3戦のセベリーノ、そして第4戦のサバシアと先発投手陣が次々に炎上。打線もレッドソックス投手陣をなかなか攻略ができず、またしてもワールドシリーズ王者には手が届かなかった。
第3戦で4回途中6失点と大炎上し、試合開始時間を間違えていたという“疑惑”をかけられていたセベリーノだが、米メディアはこの右腕がレッドソックス打線に球種を読まれていたのでは、と報じている。
「ア・リーグ地区シリーズ第三戦で、ルイス・セベリーノは球種が読まれていたのだろうか? この映像がそれを示している」と伝えたのは、レッドソックスの本拠地ボストンの地元ケーブル局「NESN」の電子版だ。
記事内では「月曜の試合の2回、ルイス・セベリーノが投げようとしている球は直球だと言うことを、レッドソックスのジャッキー・ブラッドリーJr.がムーキー・ベッツに伝えている瞬間をTBSのカメラが捉えた」とし、中継したテレビ局「TBS」の映像を紹介している。
この映像ではブラッドリーJr.とベッツが並んで映し出されており、ブラッドリーJr.の口は確かに「ファストボール」と口にしているようにも見え、「NESN」の電子版は「そして、いやはやこれは驚きだ。ブロック・ホルトはファウルにしたわけだが、セベリーノが彼に投じたのは98マイルの直球だったのだ」と指摘している。
2回に1点を失ったセベリーノは3回に3点を失い、4回無死満塁のピンチを招いて降板した。その後リリーフ陣も失点を重ね、右腕は3回0/3で7安打6失点と背信の投球となった。「NESN」の電子版は「この映像の信憑性を非常に高くするもの。それはブラッドリーが球種を予測したその手法である」としているが、果たして、本当にセベリーノは球種を読まれていたのだろうか。
(Full-Count編集部)