パCS、下剋上の可能性は…里崎智也氏はホークス、日ハムともに「9%」と予想
「野球ラボ」で真中満氏、斉藤和巳氏と議論「ミラクルが起こらないと…」
13日にクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージが開幕する。民放、BS、CS各局で放送予定で、今シーズンからプロ野球11球団の公式戦主催試合(一部を除く)を配信しているスポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」でも全試合配信されるなど、今年も注目度は高い。DAZNでは、オリジナルコンテンツ「野球ラボ」で真中満氏、里崎智也氏、斉藤和巳氏がCSを徹底分析し、パ・リーグでの下剋上の可能性について議論している。
CSを勝ち抜くコツについて、2015年に監督としてヤクルトを日本シリーズに導いた真中氏は「レギュラーシーズンと同じく一戦必勝で1つずつゲームを取っていくことが大事」と話した。2010年にロッテでリーグ3位から日本一に輝き、“史上最大の下剋上”を達成している里崎氏は「クライマックスシリーズはお祭りなので、いかに楽しむかが大事」と、プレッシャーを感じずにプレーすることが勝利につながると話し、2007年のCS元年第1戦に先発している斉藤氏は「短期決戦には独特の空気感がある。ファーストステージは3戦しかないので初戦を取るかとらないかで大きく変わる」と述べた。
パ・リーグでは、ペナントレース優勝チーム以外が日本シリーズに進出する下剋上はこれまで11回中1度しか起こっていないが、ファーストステージでは8回、3位のチームが勝利している。これについて里崎氏は「2位と3位のチームはアドバンテージも無く、試合も3ゲームしかない。3位のチームが勝ってもおかしくない」と説明した。
今年はソフトバンクと日ハムの対戦となるCSファーストステージ。真中氏は「第1戦の先発が予想される日ハムの上沢はソフトバンクに相性が良くない。1戦目をどちらが取るかが重要になる」と、上沢の出来をファーストステージの勝敗を分けるカギに上げた。一方の里崎氏は「シーズン通り戦えばソフトバンクが有利」と予想した。