セCS、巨人の下剋上の可能性は…斉藤和巳氏「50%」、真中満氏「10%」
「野球ラボ」で議論、巨人は「菅野、メルセデスが頑張れないと終わり」?
13日にクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージが開幕する。民放、BS、CS各局で放送予定で、今シーズンからプロ野球11球団の公式戦主催試合(一部を除く)を配信しているスポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」でも全試合配信されるなど、今年も注目度は高い。DAZNでは、オリジナルコンテンツ「野球ラボ」で真中満氏、里崎智也氏、斉藤和巳氏がCSを徹底分析し、セ・リーグでの下剋上の可能性について議論している。
広島の独走で幕を閉じたセ・リーグのペナントレース。しかし、セ・リーグではレギュラーシーズンで優勝していないチームが過去11回のうち3度日本シリーズに進むという“下剋上”が起こっている。
セ・リーグではファーストステージで過去3位のチームが11回のうち5度も勝ち抜いているが、3位巨人が突破する可能性について里崎氏は「菅野、メルセデス次第。この2人が頑張れないと終わり」と話し、真中氏も「菅野、メルセデスがはまって好投したらかなり怖い」と同意。両氏とも先発2人の出来次第によると考えている。
2位ヤクルトについて、2017年シーズンまで監督を務めていた真中氏は「西武と似ていて、防御率は悪いが打って勝ってきたチーム。どうやって打つか」と話す一方で、里崎氏は「先発次第。先発投手陣が頑張れば強力打線があるので打ち勝つ能力はある。今年のセ・リーグで下剋上を起こすのはヤクルトが一番可能性がある」と説明する。
過去、初戦を取ったチームが圧倒的に有利というデータがあり、真中氏が「巨人は菅野が1戦目にきた時に、戦いづらいチームになる」と話す一方で、里崎氏は「ヤクルトには巨人キラーの小川がいるので、小川が勝ち切ると(2戦目先発が予想される)メルセデスは対ヤクルトに分が悪く、山田にも相性が悪い。巨人のいいところをヤクルトは苦にしていない」と説明。菅野が1戦目に先発してきても、ヤクルトはファーストステージを勝ち抜く可能性はあると考えている。