鷹が一気呵成の逆転劇 デスパイネ満弾、1死も取られず13球で5得点
柳田が右前へ同点の適時打を放つ
■ソフトバンク – 日本ハム(13日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクが、電光石火の攻撃で試合をひっくり返した。13日、本拠地ヤフオクドームで行われた「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ初戦の日本ハム戦。初回に1点を先制されるも、その裏、1アウトも取られないままに一挙に5点を奪い、試合をひっくり返した。
衝撃的な逆転劇だった。1点を先制された1回裏の攻撃。先頭の上林の打球は左翼線にフラフラと舞い上がり、ポトリと落ちて二塁打。続く明石が四球を選ぶと、中村晃は一塁線へボテボテのゴロ。これを日本ハム先発の上沢はファウルに切れるとみて見送ったが、一塁線上でフェアグラウンドへ戻り内野安打に。まさかの展開で無死満塁のチャンスを掴んだ。
柳田は初球、上沢の武器であるフォークを右前に弾き返して、まず同点に。さらには前日、体調不良で練習を欠席していたデスパイネが147キロのストレートを右翼スタンドへ。勝ち越しのグランドスラム。1死も奪われぬまま、わずか13球で5得点。驚異の逆転劇に、初回から本拠地は大興奮の渦となった。