打者は吉田正、投手は僅差で西武菊池 セイバー目線で選ぶ9、10月のパ月間MVP

オリックス・吉田正(左)と西武・菊池【写真:荒川祐史】
オリックス・吉田正(左)と西武・菊池【写真:荒川祐史】

打者、投手とも僅差の数値でオリ吉田正、西武菊池

 10年ぶりに西武がリーグ優勝、ソフトバンクと日本ハムのクライマックスシリーズ進出で幕を閉じたパ・リーグのペナントレース。9月以降のチーム成績は以下の通りです。

西武 20勝8敗
OPS.783 本塁打40 防御率3.94

ソフトバンク 21勝10敗
OPS.848 本塁打39 防御率3.56

日本ハム 13勝14敗
OPS.741 本塁打24 防御率3.94

オリックス 12勝13敗
OPS.616 本塁打11 防御率3.93

楽天 10勝16敗
OPS.619 本塁打18 防御率4.15

ロッテ 7勝22敗
OPS.610 本塁打8 防御率4.85

 9月に入った時点で西武とソフトバンクのゲーム差は6でした。上旬に西武が一進一退を繰り返す中、ソフトバンクがじわりじわりと詰め寄り3差まで詰め寄りますが、15日からの直接対決で西武がソフトバンクに3連勝。マジックも点灯させます。西武がラストスパートに入り連勝を重ね、勝負ありかと思わせましたが、ソフトバンクも3連敗のあと連勝で追随。近年稀に見るハイレベルなペナントレース終盤戦を繰り広げます。

 そして西武10連勝、ソフトバンク7連勝で迎えた27日からの直接対決3連戦で、西武が2連勝としついにマジック1。昨年に並ぶ13連勝をかけた3戦目ではソフトバンクが意地をみせ、地元メットライブドームでの優勝決定とはなりませんでしたが、9月30日の日本ハム戦の最中、ソフトバンクの敗戦により10年ぶりの優勝を西武が手中にしました。

 それでは、セイバーメトリクスの指標による9月10月のパ・リーグ月間MVPを選出していきましょう。

オリックス・吉田正は月間5本塁打ながら西武・山川を上回る数値

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY