新人王候補のアンドゥハー、昨オフには剛腕とのトレード打診もヤ軍が拒否!?
トレードが成立していたら、今季のメジャーは大きく変わっていた?
パイレーツは、ヤンキースのマイナー組織で最高の有望株とされていたトーレスの獲得を望んでいたが、「接触不可能だと言うことをすぐさま理解することになった」とされている。そして、他の若手に目をつけることになったが、その中にアンドゥハーも含まれていた。
パイレーツは外野手のクリント・フレイジャーの獲得を目指し、ヤンキースも放出に納得していたという。しかし、パイレーツが同時にアンドゥハーを欲しがったため、交渉は頓挫した。結局、コールとフレイジャー&アンドゥハーの1対2のトレードは成立せず。コールはアストロズへと移籍した。
夏にも放出の噂があったアンドゥハーは今季、149試合出場で打率.297、27本塁打、92打点、OPS.855の成績をマーク。通常の年であれば新人王として申し分ない数字だが、大谷が二刀流で鮮烈な活躍を見せたため、全米野球記者協会(BBWAA)に所属する記者の投票は割れると予想されている。ただ、プレーオフ進出を果たしたヤンキースの原動力となったことは間違いない。
そして、コールもアストロズで大活躍。ポストシーズンでは、14日(同15日)のリーグ優勝決定シリーズでは強力レッドソックス打線を相手に6回6安打5失点(自責4)と苦戦して黒星を喫したが、地区シリーズではインディアンス相手に7回3安打1失点12奪三振と快投した。
それぞれの球団、選手にとって何がベストな結果だったのかはもう分からない。だが、違う選択をとっていたら、今季のメジャーリーグの様相も大きく変わっていたかもしれない。
(Full-Count編集部)