ドジャース延長13回サヨナラ勝ち、5時間15分の熱戦制し2勝2敗に 前田はPS4戦連続無失点
リーグ優勝決定シリーズは乱闘寸前の騒ぎも…不調のベリンジャーが劇的一打
■ドジャース 2-1 ブルワーズ(日本時間17日・ロサンゼルス)
ドジャースの前田健太投手は16日(日本時間17日)、本拠地でのナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第4戦ブルワーズ戦に3番手で登板し、1/3回を1安打無失点に抑えた。二塁打を打たれた後、続く打者を左飛に仕留めたところで3球で降板も、後を継いだ投手が後続を断って無失点に抑えた。ドジャースは延長13回にベリンジャーのサヨナラ打が飛び出し、2-1で勝利。5時間15分の大熱戦にケリをつけ、2勝2敗のタイとした。
本拠地に舞台を移した第3戦に完敗し、1勝2敗で第4戦を迎えたドジャース。初回にスタメン起用のドジャーが先制打を放つと、先発ヒルもブルワーズ打線を4回まで無失点に抑えた。
2回にはブルワーズ先発のゴンザレスが足首を捻り、降板するアクシデント。しかし、ドジャースが追加点を奪えずにいると、5回にヒルがサンタナに適時二塁打を浴び、試合は振り出しに戻った。
ドジャースは6回をバエスが無失点に抑えると、7回には前田がマウンドへ。同点の場面で先頭ピーニャには1ストライクから速球を右中間に運ばれ、二塁打とされる。続くアルシアは初球のスライダーを打ち、遊撃後方にフラフラと上がる飛球に。これを猛然と前進してきたテイラーがスライディングキャッチ。嫌な当たりだったが、味方の美技でアウトとなった。
ここでブルワーズが代打に左打者グランダーソンを送ると、ロバーツ監督は左腕ファーガソンにスイッチ。前田はわずか3球で降板となった。ファーガーソンはグランダーソンを中飛、さらに右腕マドソンがケインをニゴロに仕留めて無失点。前田の今ポストシーズン無失点も4試合連続に伸びた。
その後は両チームの救援陣が好投。延長10回にはドジャースのマチャドが遊ゴロに倒れた際に一塁手のアギラールの脚を蹴るような形となり、両軍のベンチから選手が飛び出す乱闘寸前の騒ぎも。熱戦の決着がついたのは延長13回。マチャドがヒットで出塁すると、2死二塁から不調だったベリンジャーがライト前にサヨナラ打。劇的な一打で2勝2敗のタイに戻した。
(Full-Count編集部)